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あれは何の光でせう。


綺麗な輝きを放ち、闇の中、キラキラと輝いている。
彼女はそれに見惚れて、目を逸らすこともない。
僕はそれを横で見ていたよ。
可愛らしい顔をうっとりさせて、彼女はその光に向かって歩き出した。


全然、近づいている気がしませんね。


彼女はそう言って、たくさんたくさんたくさん歩いた道を、ふと顧みた。
疲れてしまったのか、彼女はしゃがみこんでため息を吐いた。

ねぇ、僕が、取ってきてあげようか?
ちょっと、待っててね。

僕は駆け出す。
だって、僕の足は彼女の何倍も何倍も速いから。
だから、本気を出せば、すぐに光源まで行けるもの。

それから一体どのくらい駆けたのか分からないけれど、僕はやっと光源に辿り着いた。
とてもキラキラと輝いたガラスの破片だった。
眩しくて、手に取るのも恐る恐るで。
だけど、これを持って帰れば、彼女が喜んでくれると、それだけを思うと僕はとってもとっても幸せな気持ちになったのです。

彼女の元に戻る。
彼女も、待っててくれました。
とても期待したような眼差しで僕を見る。
だから、僕は微笑んで彼女に手に入れたガラスの破片を手渡した。

……その時の彼女のガッカリのしようと言ったら。
本当に、言葉にも出来ないくらいで。
僕はとても悲しい気持ちになった。

どうしてガッカリするの?
そこには、君が見惚れた輝きがそのままあるのに。
それなのに、どうして?

僕には、理解できません。


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